来たぜ東洋のガラパゴス!o(^∇^)o 山猫バッチコイ!
朝9時頃に出発、離島桟橋へ向かう。途中、前からちょっと気になっていた店、「トニーの店」を写真を撮ろうと立ち寄る。店の看板だけ撮って行こうと思ってたんだけど、中から亭主が出てきた。

25年間マグロ漁船に乗ってたんだって。トニーって誰?
日本一周していると言うと店内に案内され、旅の記録を書いてくれと頼まれたけど、そろそろ船の時間だったのでお断りした。ホームページを見ておくれ。
10時の高速船で西表島の大原港へ。40分ほどで到着した。港近くにいたスクーターのおじちゃんに、
「どこ行くの?」
「南風見田キャンプ場です」
「ああ、あそこはいいとこだよ。いい人が多いから。でも今は仕事に出てて人がいないよ」
このおじちゃんもそこに泊まってるそうだ。まだ時間は昼前だったけど、キャンプ場に向かった。
途中に規模のでかい共同売店があった。前調べではここらへんには何もないって聞いてたけど、あるじゃないの。釣具なんかも売ってたな。
そこから約5キロほどで、キャンプ場到着。日陰が少ないって聞いてたけどちゃんとあるじゃない。やはり人はいない。テントを張って南風見田の浜に出かけた。

西表島到着!

キャンプ場はこんな感じ。
南風見田の浜から以西はまだ道がなく、歩いてしかいけないため自然がそのまま残っている。
海岸沿いに数キロ歩いたが、まったく人がいない。噂には西のジャングルに何人かテントを無許可で張っている人がいるそうだ。遭難して帰らぬ人になったのも過去に何人もいるみたいだし・・
東洋のガラパゴスか・・やっぱ西表島縦走はやるしかねー!(>ロ<)
キャンプ場に戻って、Tさんからいただいた三線(さんしん)の練習をした。たしかTさん、「涙そうそう」好きだって言ってたなー。よし、覚えてTさんに聞かせよう。日が暮れるまで練習した。

もらった三線。

近くではクイナが餌を必死に捕ってる。胸を左右に震わせる姿がかわいい。
日が暮れた頃、さっきのスクーターのおじさんが来た。お、俺の隣のテントなんだ。奇遇だな。話すと、4日もここのキャンプ場にいるそうだ。居心地がいいらしい。
飯を食って、みんなが集まっているところに行った。軽く自己紹介するとみんなも名前を教えてくれた。確かにいいひとそうな人たち。長い人で1年くらい、京都からのチャリダーもいた。2週間くらいここで寝泊りしながら働いているそう。土方工事の仕事で人手が足りないらしく、やらないかと誘われたりもした。日当6千円らしい。石垣の米原キャンプ場の田植え、キビ刈り作業と同じ値段だ。
ヤシガニを見たことがないというと、一匹飼っているのを見せてくれた。

すげー迫力。はさみは、乾電池をつぶすくらい力があるそうだ。
風呂沸いたからお先にどうぞ。
なんとここのキャンプ場にはドラム缶の五右衛門風呂(・´ω`・)があるのだ。わーい!入らせてもらった。

こんな風呂はいるの初めてかも・・湯加減最高!

今日は満月!ヤエヤマオオコウモリと蛍が空を舞う。
風呂に上がって、またみんなのところへ。俺がヤシガニをまだ食べたことがないって言ったら、ヤシガニ捕りの名人がものの30分で捕ってきてくれた!まじで!?うおおおお!

で、でけえ・・ こんなの店で食ったらいくらすることやら・・
活きたままゆでるので、鍋の中で5分くらいはカタカタ動いてた。真っ赤に茹で上がったら足を取り、お腹の中にある腸を取る。これをしっかり取らないで食べると、入院するほどの腹痛が襲うそうだ。後は頭、お腹の味噌をとり、できあがり〜。

ハァハァ・・(´д` ) 一人で全部食っていいらしい・・
ハンマーで殻を叩き割り、身を取り出し味噌につけて食べる。こんなうまい蟹食ったことないヨ!特にやばかったのは、はさみ部分の身と味噌。こんなに硬くてはじける身は食ったことないヨ!味噌の量がすごい!お腹にはちきれんばかりに詰まってた。味は濃厚。結構食べるほうだけど、一人で食うの大変だった。これに泡盛が合うんだな!宮古島に一ヶ月住んでいるS君(明日、一緒に西表縦走する予定)もまだヤシガニ食ったことないって言ってたなー。
泡盛もたくさんご馳走になり、1時頃、ふらふらとテントに戻った。
今日の独り言
「もう明日、石垣に帰ってもいいかも・・ いきなり満喫したよ。」
「ヤシガニをゆでて青くなったら、毒の実を食べているので食えないそうだ。」
|