熊野本宮大社に行ってきたよ〜
朝9時頃に出発した。あれ、手袋がない。・・いつも手袋して寝てるんだけど、寝袋の中に一緒にしまっちゃったかな。まいっか。
少し緩めの、ちょうどいい勾配の坂を上っていく。途中に熊野古道に関する情報館があったので寄ってみた。
俺「熊野古道って自転車走れますか?」
熊野古道とは、熊野本宮大社にお参りに行く道で、中世から
「熊野に詣でたなら不思議な力?を授かる( ̄‥ ̄)」
って言われてて人気があったそうだ。特に難路と呼ばれた「中辺路コース」が人気があったらしい。
ふふふ。俺のコースも中辺路コース!楽しみ!!
だけど自転車で行けるのは、バス停「近露王子」あたりから。階段があって通れないそうだ。
そこまでは国道311号を通って行くことにした。
天気は晴れていたが、標高があがるにつれて山から飛んでくる雪の量が多くなってきた。大丈夫か?上りはいいけど下りは・・
バス停「近露王子」から熊野古道に入った。今現在生活路として使われているだけあって、しっかり整備されている。激坂だが、がんばれば上れる!車もあまり来ないし気持ちいいや。

なんとか自転車行けそうじゃない?雪が心配だけど・・
しばらく看板の方角をたどって走っていると・・

無理だなこりゃ・・
情報館でもらった地図を見ると、横に旧国道311号が走っている。この山道はパスして、この先からまた熊野古道に入ろう。
期待通り熊野古道に入ることができた。古びた民家がぽつぽつと建っていてなんともジャパンビューティーな景色が続いていく。

途中にあった茶屋。11時位に、昔話に出てきそうな格好をしたおばちゃんが戸をあけていた。
雪の量が多くなってきた。道にも少しのってきたな。この先から、熊野古道は国道沿いでなくなるので危険だ。国道に出ることにした。
しかし、行けども行けども山を登らされ、雪はスキー場並に降ってきた。路面には5センチくらいは積もってきた。
「道間違えたかな・・」
ここらの地図は情報館でもらった簡単な地図しか持ってなかったので、自分がどこにいるかよくわからなかった。戻ろうかと思ったが、向かいから車が来たので道が続いていると思い、登っていった。
あせってきた。食料のこととか考え始めていた。
下手したらここで一泊?でも明日になっても天気が回復するとは限らないし・・夜になったら路面が凍って動けなくなるぞ。
なんて考えていたら、頂上まで来てしまった。標高を測ると700M位。看板があった。
「ん?大阪ガスの森?どこだこりゃ・・(;´Д`)」
せっかく頂上まで来たので、この山を超えて距離を稼ぎたかったが先がダートになってて走れない。仕方ない。来た道を戻ろう。ガードレールがないから、滑ってったら崖から落ちちゃうよ・・シャーベット状の道を慎重に下っていった。
しばらく戻ると、小さい看板付きの分かれ道があった。・・たぶんカッパのフードをかぶっているから視界が狭くなっていて見落としたのだろう。無事国道に出れた。
下り坂になった。頭がおかしくなりそうなほど寒い。最近は、上りより下りのほうがつらい。手袋もしていなかったので凍傷が心配。頭もグアングアンする・・ 早く上り坂になってくれ〜!!!
本宮近くまで来た。青看板に温泉の文字が!!行くしかねー!!

川湯温泉の仙人風呂。川底から温泉が湧き出ている。無料。
水着で入ってるおばちゃんを目の前に、急いで服を脱ぐ。こういうのにも慣れたな・・
一気にざぶーん!!オォ・・アァァァ・・生き返る。温泉ありがたや〜(´ー`)
入浴30分。そろそろ出ようかなと上半身を上げると、
「うっ!!無理!!」
冷たい風がほんの数秒で体を冷やすのだ。そういえば俺より先に入っている人達、誰も出ていないね・・どうやらみんな出るタイミングを失ってるようだ。しかし、あまり長くいるわけにもいかない。少し風が弱まった時を狙って一気に出た。
服を着ると、次第にぽかぽかしてきたぞ。さすが温泉!出発だ〜!
ついに熊野本宮大社に到着!!日本全国の熊野神社の総本山。しっかりお参りしてこよっと。

熊野本宮大社入口。

熊野神社では、カラスの神様を祭っているのだ。カラスは未知の地へ行く時の、道案内をしてくれるそうだ。
手ぬぐいと神符を買い、熊野新宮に向かった。
新宮市に到着したんだけど、日没してしまい、ものすごい雪が降ってきたので、寄らずに先を急いだ。
今日の目的地である道の駅「紀宝町うみがめ公園」に到着。今日は疲れたよ〜
今日の独り言
「あと大きなイベントは、箱根だな」
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