やっぱり火山が好き
道の駅の駐車場にテントを張っていたので、夜明け頃にはテントの撤収にとりかかる。フライシートが凍ってる・・(TεT) 干してたタオルもカチンコチンになってた。時間がないのでそのまましまって8時に出発した。
今日は峠を一つ越えて、阿蘇の最高所であろう中岳を通る予定なので、ちょっと緊張気味・・だって地図見ると、すごいクネクネしてるんだもの。けど、今までいろんな坂を登ってきたしな。いけるさ。
道の駅「高千穂」に到着。あまりに寒く、手が痛かったので少し休んでいると、車のおじさん二人に話しかけられた。
おじさん「コーヒー暖めるから飲みなさい。」
おじさん「野菜が足りないだろう。トマトあげるよ。」
おじさんたちは、今夜行われる「高千穂の夜神楽」の写真を撮るためにきているそうだ。あれ、夜神楽あるの?どうやら昨日見た張り紙は周辺の集落だけの情報だったようだ。車内を覗くと、「毎日新聞社」のワッペンとかばん。新聞記者の人かー。
よかったら一緒に見ようと誘ってくれた。うーん、かなり迷う・・夕方から明け方までっていう時間がな・・もし行ったら夜が明けるまで動けないし・・やめておこう。はじめの予定通り阿蘇に行くことにした。

道の駅「高千穂」にある巨大おかめ。

国道325号の風景。紅葉がきれい。
ツーリングマップルに載っていた農家直営の食事処「だいこん屋」で昼食をとることにした。

だんご汁定食。1070円だったかな。体が暖まる〜!小麦粉の塊が入ってて、ほうとうに似てる。だいこんの天ぷらって初めて食ったよ。結構ボリュームあり。
県道111号、阿蘇パノラマライン入口に到着。ここからが今日のメインイベントだ。ここの頂上にある中岳火口を見て、「阿蘇山三合目坊中」キャンプ場に泊まるのが今日の予定だ。時間は2時15分。間に合いそうだな。行くぞ〜。

阿蘇パノラマライン入口。あれを登るのか。不足なし!( ̄‥ ̄)
一定のペースを保って登っていく。傾斜はあまりない。せいぜいあっても7%くらいなもんだ。向かいから来る車の人が、俺を見て目を丸くするのが面白い。手を振って「がんばって〜」と声を掛けてくれる人もいたなー。うれしくてスピードがぐんぐん上がっていった。
「一度も降りずに登りきろう」
登る前に決めていた。水分補給も傾斜の少ないところで走りながらした。写真を撮りたいときも何度かあったが、記憶に残して登っていった。目に汗が入ったときが一番つらかったなー。
12,3キロほど登ると、ロープウェイが見えてきた。「やった!」スピードが上がった。そして、ついに到着!1時間15分くらいだ。有料道路の入り口まで行き、自転車も入れないか聞いてみると、少し切れ気味(なんで?)に遊歩道から登っていけと言われた。登っていくと、途中から階段が・・ここまできたら山頂まで登ってやる!!階段横の段差の少ないところを押して登っていった。すれ違う中国系のグループに応援されながら到着!!みんな見るのでちょっと恥ずかしい・・

阿蘇とった!
しかし風が冷たい。上着を着て観光した。

中岳火口。すごい色の液体が溜まっていた。北海道洞爺の火山より煙は少ないが、規模はこっちのが大きい。

マグマの流れた跡が残っている。
寒くなってきたので出発した。後は山を下って、途中にあるキャンプ場に行くだけだ。寒かったけど、最高の景色!!

米塚。かつて収穫したお米を積み上げてできたという伝説がある。すごくキュート(´ー`)な形だ。

牛。こんな景色の中で育ったら、おいしくなりそうだ。話しかけるが、かまってくれない。

馬、ヒロアキ君。名前を呼ぶと、じーっと見つめられた。心の中まで見られているような、そんな気持ちになった。
キャンプ場に行くと、看板が吊ってあって「しばらく留守にします」(;´Д`)えっ??? 時間を見ると5時を少し過ぎている・・まずい!!! 後30分もすれば日が暮れる!!!たしかライダーハウスが阿蘇にあったはず。そこまで行こう、急げっ!!坂をすごいスピードでくだり、国道212号を突っ走った。
何とか日没直後くらいに「阿蘇ライダーハウス」に到着! 今日は7時からみんなで鉄板焼きパーティーをするそうなので、混ぜてもらった。

集合写真。食いまくるぞ〜(`ー´)
長崎(九州かな?)の居酒屋では定番メニューという「いも鉄板」なる食べ物を長崎の人が作ってくれた。長いもをすったものに味付けをして、お好み焼きのように焼くらしい。食べると、おお、うまい。ちょっとこげた感じがまた食欲をそそる。

長いも鉄板。ほんとはこれの上にソースやらマヨネーズやら鰹節やらを乗っけて食べるそうだ。お好み焼きの小麦粉使わないバージョンかな?
12時頃、就寝。明日はもう一泊して阿蘇を観光しよう。
今日の独り言
「油断してると沈没するぞ!居心地いい!」
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