え、スープも飲み干すの?無理じゃ〜!!
朝、雨が降っていたので、様子を見ながらセセイド君からもらった椎名誠の「蚊学の書」を読んだ。
「梅干を食べると血がアルカリ性になって、蚊にさされにくくなる?ふーん」
雨が小雨になったので10時頃出発。ちょうど昼時に「マウントピンネ」に到着。
ここの「チャリダー麺」がなかなかの噂。量が強烈らしい。
店内には写真がずらりと並んでいる。注文し、料理しているおばちゃんを見ていると、ああっ!フライパンに野菜を入れる手が止まらない。
「何回野菜つかんで入れたのだろうか・・」
おばちゃん「ハイ!チャリダーさんおまちどー!もってって!」
なぜかチャリダー麺だけは自分で取りに行くようだ。しかし見て納得。おばちゃんが持つには重さ、崩れないようにバランスを取るのが大変だ。
「重い・・」
2,3キロはあるかな・・ よし!戦闘開始だ。
一口食べる。
「野菜食ったの久々だな〜 うめ〜」
いいペースで食べる。半分くらいまで食べた時、胃が「もうお腹いっぱいです」信号を脳に送ってきた。
「こっからが勝負じゃ〜!!」
残り4分の1まで食った時、胃が悲鳴をあげていた。
胃「ぱんぱんです。」
勢いづかせるためか、貧乏ゆすりをしているのに気づいた。
水飲みて〜。けど、大食いするときは飲んじゃいけないって誰か言ってたな。よくスープを切って口に運んでいく。
残り4口位になった時おばちゃんが来て、
「あら〜 食べきれちゃうんじゃない?すごいじゃない!変な汗出てきた?」
俺「いやまだ・・」
「汗が出てきて、顔が青くなって倒れちゃう人がいるのよ〜」
俺「ははは・・すごいっすね。スープはいいんですよね?」
「スープまで飲んで完食よ。」
まじかよ。もう思考回路はショート寸前。少しスープをすすってみた。小麦粉がかなり混じっていてねっとりしている。しかももともとのスープもとんこつ味噌。
「ああ・・もうだめだ〜」
残り2口とスープを残してリタイヤした。作ってくれたコーヒーを飲み、我慢してた麦茶を3パイ一気飲み。
少し話していると、胃のなかの野菜、麺が水分を吸ってドンドン膨らんでくるのがわかった。
「いたたたたったたっ!」
席を立ったときも背筋を伸ばせない。胃がはちきれそうだ。
おばちゃん「実はね、今年からチャリダー麺デラックスっていうの作ったのよ。」
「な・・何すか・・それ・・」
おばちゃん「チャリダー麺にサロマ湖産ホタテ3つがついたものなの。完食者に旗をあげてるのよ。」
一言いいたかった。
あんたそれ食えるのかってよ!!
横にあるキャンプ場で銀マットを引いて、1時間くらい横になった。
「もうこの旅で、麺は食わないかも・・」

なんかの漫画でこんな感じのどんぶりあったな・・「これが全部胃袋に?無理だろ!」上に乗っているのは、おろしにんにくです。

ここまで食ったけど・・スープ全部は厳しい。玉砕覚悟ならいけたかな・・

今日の宿泊所「クッチャロ湖畔キャンプ場」夕陽がきれいだ。
今日の独り言
「おならが止まらない。(20時30分現在)」
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